2010年09月02日

印刷の可能性

印刷の可能性
印刷の可能性

今進めてる案件用に印刷会社の方が送って下さった
オフセット+白箔押しの印刷見本。
なかなか素敵なデザインと印刷で手に入れられて嬉しい。
ありがとうございました。

やっぱり印刷物は実際手に触ると良さが倍増する。
箔押しによって少し凹んだ印刷面、紙の手触り、インキの匂い。
だから大切にしたいなぁと思う、この文化を。

チラシや大量に刷る印刷物というのは、今後どんどん電子化していくのだと思う。
目に入ってくる情報としては電子の方がはるかに利便性の良い場面が多いから。
一方こういう触覚にも響くツールとしての印刷物の役割は
今後ますます重要になっていく気がする。
だから意識をどんどん、紙や印刷方法に向けている
デザイナーが増えてきてるのは偶然では無いと思える。

正直、僕もグラフィックというものに対してそこまで興味がなく
コンセプトワークと印刷仕様という両極端に意識が向いているなぁ。

今もう一つ抱えてる案件も折り込みチラシやフリーペーパーに出稿ではなく
ポスティングでちょっと凝った印刷物にしようというもの。
販促物や広告を作るのも色々と選択肢が増えた今の時代。
素直に楽しんで面白いものを作っていきたい。

一緒に考えて自分たちも楽しめる仕掛けを作りませんか?


Posted by siphon at 09:42│Comments(2)
この記事へのコメント
あー、こんな印刷物見ると、キュンキュンしますね。
触りたい(笑)


コストや時間の都合で、普通の印刷になることが多いですが
竹尾ペーパーショウなんかでみる
アイデアいっぱいの印刷物は、やっぱり記憶に残るし、欲しい! と思いますもん。

原研哉のHAPTIC なども面白いですよね。


浜松や豊橋とかの地方都市にも
ちゃんとした印刷技術をもっているところが少なくないと思います。(多分)

ただ、その技術がおじいちゃんの代でおわっちゃうとか
仕事がないとかで、絶滅危惧種同然な感じになっているのかなとも妄想。


活版印刷や製本なども込みで、使い方をうまく提案できれば、
面白いことできそうな気がするんだけどなぁ〜


無印の簡易アルバムもいいけど、
記念の写真(1,2枚でも)は、製本したアルバムに入れるとかって、
僕は、豊かな生活な気がしますねぇ。
Posted by おーすぎ at 2010年09月04日 07:35
>おーすぎさま

本当に印刷技術が廃れていってしまうのは
残念ですよね。

ただ僕らが臨むような
活版や凸版を利用した面白い印刷というのは
職人さん達にとって望ましい活用法で無い場合も
あるので何とも難しいなぁと思っています。

古くなった技術を今でも魅力のあるように
消費者にも職人さんにも上手に提案していきたいです。
Posted by siphonsiphon at 2010年09月08日 16:23
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