2010年04月15日
アルネのつくり方

遅ればせながら、アルネのつくり方をやっと読み終わりました。
思えばアルネは2号(だっけな?)から名古屋のクロワッサンの店でも
取り扱いが開始されて購読を始めました。
3年ほど前に僕自身が豊橋に引っ越して、
こちらで購入できるお店も知らなかったり
まぁ一時期よりも誌面にパワーが無くなってる気がしてご無沙汰だったのですけど
秋に大橋歩さんの個展を三重に見に行ったりしたぐらいから
またやっぱり面白いなぁと思い始めたり。
読んでみて、アルネのできるまでの苦労が書かれているのだけど
テンポが良く、要点が簡潔なので読んでて面白くてすらーと読める。
この辺の軽さが大橋さんの魅力だと思います。
文中にもあったけれど、後半は販売部数も落ちて苦しかったそうです。
僕もその原因のひとつだと心苦しくも思ったりも。
でも、やはりこの行動力と軽快さは多くのフォロワーを生んだし
暮らし系の雑誌、リトルプレスの立役者だよなぁ。ku:nelと共に。
もうひとつアルネの素晴らしい点は写真のゆるいけど抜けの良い使い方と
作りすぎない誌面デザインにあると思ってるのだけど
(僕はそれで好きになったのが大きいです)
その点についても初期のデザインを手がけられてた
細山田デザイン事務所を訊ねて対談しながら
触れられているので、デザインやリトルプレス編集に興味のある方は
読んだ方がいいと思います。
Posted by siphon at 09:33│Comments(0)
│雑記