2009年12月12日

デザインしない





最近、比較的全てを任せていただける自由度の高い仕事では
デザインしないようにデザインするようにしています。

決して手を抜くということではないですよ、念のため。
文字を飾ったり、手描きイラストを添えたり
レースやマスキングテープを貼り付けてコラージュっぽいもの
そういうものも好きなことは好きです。
デザイナーが遊んでるデザインは楽しげだしいいなって。
ただよくそう言うのを形だけ真似たデザインごっこなものが溢れ
スタイルの模倣が氾濫すると急激につまらなくなってしまう。
一昔前に最初はクールなことだったはずの立体文字が
手軽に作る方法が出来て大量に消費されるととたんにダサイものになったのに似ています。
今やパチンコ屋さんの広告でしか見ませんよね。
レースやマスキングテープなどのデザインエレメントも来年には確実にそうなってると思う。

デザイン以外の話だと、最近の話で生キャラメル。
あれだけ騒がれて、東京のど一等地にお店出したのはいいけど数ヶ月で撤退とか
物産展ではガラガラみたいな。
白いタイ焼きとかも都市部では完全にそうですよね。
ブームという消費ってのはすっごく危ういなって。

有吉弘行がブレイクについて「バカに見つかるってこと」って言い表してますけど、
これ本質をとらえてる気がします。
馬鹿とは言い過ぎですけど、周りが好きだというから私もスキー私も、な構図。
そもそも雰囲気で流されてるだけだから冷めるのも早い。
だけじゃなくて最初に好きな人も居心地悪くなって他に流れてしまう。
本当は良い物なのに、勝手に時代に合ってないレッテルを貼られてしまう理不尽さ。
僕もミーハーなので流行ものには乗ってしまう方ですけど、
仕事でそれをやってしまうと疲れてしまうので。

そんな理由もあったりで
デザインをなるべくしないデザインてのを心がけています。
ワンキャッチ、ワンビジュアル。
文字と写真、あるいはイラストだけの組み合わせでキレイに見せる。
デザインの基本に立ち返っています。
ごまかしが利かないので、下手に作るとただ寂しいだけの仕上がりになる。
なのですっごく意識をすごく高めないと作れないので、かえってキツイのですけどね。

画像はインテリアショップのイーチワースさんのフリーペーパー。
編集からデザインまで手がけさせていただいてます。
イーチワースさんに置かれた家具と一緒で
ムダがないけど居心地の良いなデザインにしています。
文字の小宇宙に全神経を集中させて、500倍に拡大しても崩れない
美しいデザインを心がけていますw  

Posted by siphon at 08:26Comments(2)デザイン

2009年12月11日

ポストカード





お店の販促用やお知らせ用に作られてる事の多いポストカードですが、
よくプロに頼むとどう違うの?と聞かれます。
またそんなに良くなるの?と聞かれることもあります。
が、どちらも答えに困ってしまいます。

たしかにプロに頼めばクオリティはあがる場合が多いでしょう。
しかし、お店のことをよく知らない人が作れば
てんで的外れなモノになることだってあります。
(プロにもピンからキリまでありますしね。僕もキリキリくらいかも知れませんし…)
最近ではライセンスフリーのレイアウトソフトや素材も増えてきていますから
センスが良ければプロに負けないものを作ることだって可能です。
つまり十把一絡げに善し悪しが言えないのが本音です。

ただ一つ言えることは僕たちデザイナーは紙質や印刷技法など
刷り上がったイメージを想定しながらデザインしているということです。
レイアウトだけでレトロだとか、かわいいとか、高級とか作ってるわけではなく
紙質や印刷など全てひっくるめのイメージづくりがデザインだと思っています。

珈琲がらみの屋号を付けてるせいか、珈琲関係のお仕事もちょくちょくもらいます。
撮影から任せていただける仕事はとくにイメージづくりの幅が広がるため楽しい仕事です。
年賀状シーズンですがみなさんのカード作りは進んでいますでしょうか?  


Posted by siphon at 20:57Comments(0)デザイン

2009年12月11日

現在の内装



ちなみに現在の内装。
(ゆる募)森ガールなカフェ要員。
カフェをやってみたいけど資本無い…な方、スペース貸しますよ〜w
珈琲が上手に淹れられる人が本当に欲しい。。。  

Posted by siphon at 17:18Comments(3)雑記

2009年12月11日

木製ドアが付きました



事務所に頼んでおいた木製ドアが昨日付きました。
お金が無い貧乏事務所のため、内装はほぼ自分たちで手がけているのですが
建具はさすがにということで、
一緒に事務所を借りているカメラマンさんの知り合いの方に
時間が空いたときに簡単なものを作ってくださいと依頼したもの。

鍵、蝶番、ガラスなどは事務所に最初から付いていた
スチール製のドアに付いていたものを再利用しています。
ドアノブだけ良い感じのものをこちらで探し後でつけることに。
着色も自分たちでしますのでうーんと安くしてくださいと。
まぁ業者さんにとって全く利益の無い話…申し訳ないです。

で、じっさい来た窓枠は木の肌目もよくシンプルで良い感じ。
じゃ、取付お願いしますと頼んだのはいいものの
仕事をして目を離してる間に問題発生!
多分取付に来てくれた職人さんの親切心でドアノブも以前のそのまま付けてくれてる!
わわ、何てことと言っても時既に遅し、ドアにはしっかり穴開いてます…
まぁもともと格安でやってもらってる仕事、文句も言えず
職人さんも良心からやってくれたことですから…
ま、トラブルも楽しもうということで、この企画のアンティークノブを探すことになりました。
それにあわせて着色すればいいかぁ。

どんどんカフェ化していく事務所。本当にカフェスタッフ一人置いてカフェ使用したいくらい。
森ガールな女子が珈琲淹れてくれる仕事場ってなんかいいなぁと妄想をふくらませながらw  

Posted by siphon at 13:49Comments(0)雑記

2009年12月11日

ロゴの出来るまで(パン屋編)

昨日書いてみて、過去の自分の仕事を振り返るのに有効的だなぁなど。
自分的に面白いのでもう一軒書いてみます。

今回はロゴとキャラクターデザインが一緒になった例を紹介。
案件は三重県にあるパン屋さんです。
ネーミングもユニークでチョコレートと仲良しなパン屋という意味のフランス語です。
名前の通りチョコレートを使ったパンが得意で、中でもパン・オ・ショコラは絶品。
お店の売りもパン・オ・ショコラやクロワッサンなどのリッチな生地のもの。
クロワッサンの生地がすごくキレイで、パリパリ感とシットリ感のバランスがとてもいい。

余談ですがパン関係の仕事を多くしてた時があります。
バゲット、クロワッサンを見ればパン屋さんの技術力がわかります。
バターロールを食べればだいたい味の質がわかる気がします。

話戻ります。オーナーさんのラッキーカラーが明るいオレンジとブラウンという事で
色は打ち合わせの段階からこの2色で行こうと決まりました(チョコ色ですしね)。
フランス雑貨なども好きでそういうテイストもお店の中に取り入れていきたい。
アンティークと言うよりも昔のイラストのポスターのように懐かしく可愛いものがいい。
などの打ち合わせの結果、
チョコレートをモチーフとしたキャラクターもいいねという話の流れになり
キャラクター提案も同時にさせていただくことになりました。

最初に出した案は5案










パン・オ・ショコラをキャラクター化したもの(カカオ豆がクロワッサン生地に入っていく様子)。
クロワッサンをシンボル化したもの。
チョコレートそのものをイメージさせるもの。
あとはバリエーションでよりピクトグラム的な表現のものを。

結果、キャラクターの方向を気に入っていただけました。
ただしキャラクターはチョコレートメインで作って欲しい。
配色はオレンジベースで明るい方が良い。

というご意見を反映して再度キャラクター案を煮詰めます。



板チョコをモチーフとしたキャラクターで
胸にはさりげなくクロワッサンの蝶ネクタイでおめかしします。
50年代あたりのフランスのイラスト広告あたりのイメージに仕上げています。

結果キャラクターはとても気に入っていただくことが出来ました。
ただキャラクターとロゴが両方とも可愛いくなると、ちょっと軽いかなぁとの事。
少しクラシカルかつヨーロピアンな雰囲気も足していきます。
ヨーロッパの老舗のお店などでよく使われているCopperplate Gothicを参考に文字を作ります。
クラシックとモダンが融合した格調高いこの書体は名匠ガウディの作品ですが
小文字が存在しないフォントとしても有名です。つまり小文字を使う今回は一から作るほか無いという事。
一通り作ると、ちょっと固い印象があったので、gとpなどを少し崩して敢えてバランスを悪くします。
こうすることでレトロが感じも生まれました。

で、出来たものがこちら



無事気に入ってもらました。
オープン時にポストカードやらショップカードもあわせて作らせていただきましたが
ポストカードはずっと取って置いてくれてるお客さんが結構いるという事をお聞きしました。
販促物は使い捨てられる運命にありますが、
こんな風に大事にしてもらえるのはデザイナー冥利につきるものです。
うれしいなぁ。

  


Posted by siphon at 03:45Comments(0)デザイン

2009年12月10日

ロゴの出来るまで

仕事らしいモノもエントリーしなきゃなと思い。
意外に皆さん知らないロゴの出来るまでを過去の案件を元に紹介します。

ロゴというと好きな書体を選んで色を決めてとか思ってませんでしょうか?
確かにそんなただ文字を並べただけのロゴも街でよく見かけるのも事実。
悲しいことです。

ロゴデザインの基本はその会社あるいはお店のが持っている理念や
今後の方向性をいかに形に変えることができるかだと思っています。

では実際に手がけたブライダルショップのロゴのできるまでを紹介していきます。

まずは実際担当者とじっくり話しあい、雑談も交えながら
今後のお店の展望や、スタッフ含めどのような雰囲気のお店にしていきたいかをリスニングします。

今回は「女性が可愛いと思うもの」「ゴージャスではないが品のあるもの」
「シンプルで古びないもの」「ナチュラルな優しさのあるもの」などのキーワードがその場で
お互いの共通イメージとして共有できました。

事務所に戻りイメージを形にする作業です。
名前のフェアリーから頭の中で色々なストーリーを作ります。
森の中で密かに催される妖精たちのウエディング。そこはどんな風だろう。
きっと草花でティアラを作ったり、きっと草花が咲き乱れる森の中で、
草花でつくられたグラスティアラを頭に飾り、小鳥や小動物たちの美しい歌で
祝福されるのだろう、そんなイメージが湧きました。

そこで今回はグラスティアラと妖精そのものをイメージした羽をモチーフにした案を出していきます。

最初に出たのはこんなアイデア。グラスティアラでFとBのイニシャルを編んでみました。
色も草木の優しい自然な色合い。



ちなみに既存の書体をベースに使うこともありますし、一から興すこともあります。
既存の書体は本文用に設計されているため、小さく使われる時にキレイに見えるように特徴を誇張して作られることが多いです。
ですので大きく使ったり、ロゴに使ったりすると不細工に見えてしまうことが多々あります。
この案では既存の書体をベースにしながらRの角度や水平垂直ラインを整地したり、クセをつけ直しています。

おなじアイデアからもう少し花の要素を足したものも作ります。
花は単色で小さくなるとモチーフ的にはわかりづらいので、
草木で花を編み、色づかいでイメージを作ることにしました。

続いては羽をイメージした案です。
妖精は天使と違い翼ではなく羽なので蝶や昆虫の図鑑などを眺めながら
いくつも形をスケッチしていきます。
蝶の羽をスケッチしていく過程でBの文字が見えてきましたので
忘れないうちに調整していていくと妖精が羽を広げた姿はfとbの組み合わせになりました。


おなじ羽の案もいくつかバリエーションをつくります。

お客さまに見せると羽のアイデアが気に入ってもらえましたので
あまり変更もなくそのまんまがいいということでしたので、
大きく出力したモノを何枚も壁に貼り
色の検証と、文字のバランス、ディティールの検証をしていきます。
お店近辺を撮影してまわり、映えるバランスを探したりもします。


そして完成形がこちら。
本当に最初出した案ほぼそのままで、調整しただけになりました。
色々考えた甲斐があったってものです。こういう仕事は嬉しくなります。
最終的にはピンクをもっと柔らかい色調にし、
逆にグレーはクールなものに。
女性らしいやさしい印象にするためにロゴタイプはすべて角を取り
自分規定でR2やR4と部位によってRの角度を決めていきました。

お店の命運がかかっているし、手が抜けない仕事なので
本当に色々考えますし、検証する。
ロゴづくりは楽しい仕事ですが、同時にきつく時間を要しますね。
それだけに作った側にも愛着が湧きます。
末永く使われて色んな人に親しまれるんだよーと親心で送り出すのでした。

ちなみに最初の案はお店に併設されたエステサロンのロゴとして
アイデアを採用していただきました。それがこちら。
  


Posted by siphon at 04:33Comments(10)デザイン

2009年12月09日

うる覚えが止まらない。



うる覚えが得意技です。
特に興味がないもの以外は雰囲気で名前を覚えてる節があります。
今日出会ったうる覚えはバカグサだかヒッツキ虫と子どもの頃呼んできた(多分)
冬になるとズボンとか靴とかにくっついてめんどいやつ。

線路沿いに良い感じにガーリーな写真を撮れるポイントを見つけたので
色々撮ってたのだけど、そこにこいつが。
僕はオミナエシだと勘違いしてたのだけど、どうやらオナモミというらしい。
で事務所に戻って調べてみるとオナモニはチョコボールにイガイガが着いたみたいなヤツらしい。
結局二重に間違えており、センダングサが正しい名前らしい。
かすってもいない…つくづつテキトーにいきてるなぁと自戒する。

テキトーはいい加減だけど、適当は適材適所。
文字も漢字か仮名かでニュアンスが変わる。日本語が難しいから
憶えられないことにしておこう。
日本文化・民俗学を専攻してたのだけど…一応。。。まったく身になっていない。
(が、民俗学のフィールドワーク的考えや俯瞰な視点はもらったと思ってます。)  
タグ :雑記


Posted by siphon at 18:12Comments(0)雑記

2009年12月09日

ドトールでチェブラーシカ



12月3日からドトールコーヒーで始まっているウィンターキャンペーン。
今年はロシアからやってきた可愛いやつチェブラーシカとコラボレーション。
ミラノサンドを購入で特製グッズをもらえるほか
写真のマグカップなども販売中。
期間中、買い物袋や珈琲豆のパッケージもチェブ一色!

冬にちなんで白バージョンのチェブラーシカなんですが、ベビーブルーとの対比もあって可愛すぎる。
デザインはたぶん元グルビ、元Nanaの山野さんなんかなぁ?
ちなみに東京ではすでにマグカップ売り切れらしく、マニア涎垂になってるみたい。
豊橋はまだまだ余裕で余ってます。いいのか、悪いのか…。

ロシアやチェコ、旧東欧諸国ってなんであんなにいいアニメーションいっぱい作ってるのだろうな。
寒いからか、コマーシャル性が無かった故か、日本はおもちゃを作るためのアニメばっかですね。  

Posted by siphon at 02:37Comments(0)プロダクト

2009年12月08日

技科大生の能力値



本日も事務所に来訪者の方が。
今日は技科大に通うロボット工学(でいいのかな?)を学ぶ学生さん。
まったく分野の違う人種の方なので話すこと全てが新鮮!
twitterなんかで技科大の方数人フォローさせてもらっているけれど
みんな能力値が驚くほど高い事に驚く。
今日の子も昔ロボカップで世界選手権行ってたり、ロボコンで世界大会行って
この前文科省から招待でモスクワに日本代表の大学生として行かれた方など。
世界って言葉が普通に出てくるのに、本人達はいたって普通なところがまたすごいと思う。

全国から学生が集まる技科大だけに、卒業すればまた全国に散っていく才能が何とも惜しい。
せめて在学中だけでもこの地方で何か力を合わせてやればすごいことになりそうだ。
そんな事を思いながら楽しい時間を過ごしました。

事務所を持って半年ちょっと。だんだん人の出入りが多くなって
色々な人たちと交わり出している。これって本当に嬉しいことだ。
こんな写真のような到底仕事をするには非効率そうな事務所ですが、
来訪者歓迎ですので、よろしければお寄りくださいませ。
ドリップ珈琲くらいしか出せませんが…。  

Posted by siphon at 18:01Comments(0)地域

2009年12月08日

一緒に仕事をしたい人



今ちょうど次号を制作している某薬品メーカーさんのPR誌。
イラストは色々な人にお願いしているのだけれど、
その内の一人が写真のジュン・オソン君。
最近ではNHKの子供向け番組「シャキーン」でのイラストが好評な彼とは
名古屋にいた頃からの知り合い。
まだデザイン事務所勤務の頃を知っているので、
今や売れっ子になって嬉しいし、すごく刺激になる存在です。
またこうして片田舎の小さな仕事に協力してくれることも感謝感謝。シェイシェイ。

一緒に仕事をしたいと思う人ってのは、やっぱりワクワクさせてくれる人に限る。
どんな絵があがってくるか、素晴らしい写真を撮ってくれるか。
もちろんディレクションまでする場合はこちらのイメージを伝え、指示をするわけだけど
それをのみ、そこから更に自分の世界観をちゃんと出せる人。
そんな人が一緒にやってて楽しいし、大切にしたいなぁと思う。

僕も昔イラストを少し描いていたけれども、今はほとんど描いていない。
よく絵が描けるからイラスト描けるでしょとか?言う人がいるのだけど、ちょっと違う。
カットは描けてもコマーシャルイラストが描けない人は多い。というかほとんどか。
イラストレーションは想像力に加えユーモアやセンスが問われる。
技術だけではイラストは描けないし、難しい世界だと思う。
あ、僕はもちろん自分の実力に見切りをつけ描かないのですよ。描けない、もう。

こういう簡単なものならいくらでも作りますが…

  


Posted by siphon at 10:20Comments(0)デザイン

2009年12月08日

マルニ木工×nendoの新作チェアが格好いい!



深澤直人をデザイナーにおいたコレクションなどが記憶に新しいマルニ木工。
今度はnendoの佐藤オオキ氏とのコラボレーション
この組み合わせだけでもドキドキなのに、
やってくれました!cord-chairと呼ばれる新作椅子がかっこよすぎる。
超細身の椅子は中にスチールの心材が入っているらしい。
イメージ的にはテレビなどのケーブル線の周りにゴム導管が巻かれてる、みたいな。
クールすぎてぶっ飛びましたよ。久々にインテリア業界にすごいの来た!
木管の厚が3mmというから、マルニさんの技術も相当なモノです。

豊橋にもアサヒ木材加工という家具メーカーが
なかなか良質なプロダクトを出していますが、もっと頑張って欲しい所と思ったりします。
アイデアいくらでも出しますし!

早くイーチワースさんに知らせなきゃー。というか扱って欲しい!



  


Posted by siphon at 10:19Comments(0)プロダクト

2009年12月07日

色々な方々と地域を楽しくしたい。

今日、事務所にクウハクさんがお越しになりました。
もともとtwitterで偶然お知り合いになったのですが、
coQueとお互い面識あると言うことで仲良くさせていただいています。

僕はデザインは出来てもプログラムとか全然わからない人間なので(根っからの文系)
自分に出来ないことを出来るひとはすごいなぁと尊敬するばかり。

フリーになって、色んな方々とゆっくり繋がってきている気がします。
単に仕事上でもなく、何か作ってる方といっぱい会いたいなぁと常々思ってるので
楽しい一時です。
最近思ってることの一つに、意外に周りに豊橋を、
東三河を楽しくしてやろうとしてる人はいっぱいいるのかもって事があります。
そんな人がゆるーくふれ合う場所が欲しいなぁと思ってる今日この頃。
リアルに会うのも楽しいのだけど、時間が合わなかったりの人も多いので
Google Waveを使って「東三河面白いことフォーラム」みたいのを
作ってみたらどうだろう(名前はちょっとださいけど)と思ったり。

Google WaveはGoogleの開発した新しいコミュニケーションプラットフォーム。
イメージとしてはでっかいチャットルームなんですが、チャットとひとくくりに出来ない
楽しさに溢れています。
(このへんはtwitterも同じですね。実際自分でやらないと楽しさはわからない)
次世代のコミュニケーション・ミーティングツールとして期待の星です。
現在はまだプレビュー版のため招待された人しか使えませんが、いずれオープン化します。

もし興味がある方、街を一緒に面白くしたいという方いましたらメールください。
招待状余ってますので招待いたしますよ−。(メールはGmailしか登録できないのでGmailにてご連絡くださいませ)  


Posted by siphon at 21:38Comments(10)地域

2009年12月06日

トイ楽器のたのしい音色



CLASSIKS ON TOYSというおなじみピーナッツのキャラクターが
架空のバンドを組んでトイ楽器で名曲をカバーする企画もの。

昔持っていたけれど、いつの間にか見あたらなくなってしまったので改めて購入。
すでに国内輸入盤ともに廃盤になっており
日本ではすでに高値が付いてしまっているので
アメリカのAmazonさんで安い中古を物色。
ボックスセットというのがあったのでポチっと。
7枚シリーズの出てるうちのクラシックとジャズを除いた
5枚ということみたい。

トイミュージックは幅広い。
クリンペライのようなアヴァンギャルドなものから
日本のトイマジックオーケストラのような
音大生が片手間にやってます(失礼)的な耳障りのよいものまで。
でも僕はおもちゃらしい楽しい音が好きだなぁ。
Klaus Cornfield & Lotsi Lapislazuliという
ドイツ人のユニットによるトイミュージックがすきだけれど
youtubeに見つからないので、若干アメリカ色は強いけれど
pianosaurusを貼っておきます。
REMやdB's周辺にいたUSギターポップバンドなのだけど
フルトイ楽器レコーディングのアルバムを残しています。
チープなぐらいが丁度いいよね、トイだもの。


  

Posted by siphon at 16:31Comments(2)

2009年12月06日

ギャルソンとボーダーシャツ

豊橋でデザイン事務所を営むサイフォンの宮下と申します。
さて、とりあえず日頃思っていることを雑記するページを欲しくて設けたわけですが。
何を書いていこうかはまだ迷っているところ。
自分の事務所のホームぺージで書いている事と
twitterでつぶやいている事の中間的なものになるとは思いますが。
多少デザインのことをからませながら気軽な感じで書いていこうと思います。




さて昨日、三重県立美術館で開催されている(〜12/6)大橋歩展に行ってきました。
大橋さんと言えば、アルネなどで描かれるゆるい線のホッコリしたイラストも好きなわけですが、
なんと言っても60〜70年代に描かれた平凡パンチ、平凡パンチ女性版での
同じオイルパステルでもとびきりスタイリッシュな画風が素敵です。
写真は60年代の平凡パンチの表紙イラストなんですけど、今見てもかっこいいなぁ。
80年代は(当時はかっこよかった)PINK HOUSEのファッションイラストレーションなど手がけるわけで
すぐに真似できそうなユルいイラストからファッションまで描けるイラストレーターが今どれほどいるだろうかと考えると
アナログ世代から生きて抜いている方の凄さにただただ脱帽なわけです。

昔師匠から近代アートからちゃんと見ろ、デッサンくらいちゃんと出来るようになれ、とよく言われたました。
でもサブカルかぶれだった僕は、誰かと違うが価値観の現代美術に逃げ、イラストなんてアイデアだと
手の修練を怠って、いまヒイヒイ言っているわけです。
どちらも正しいのですけど、どちらも必要という事なんですよね。
昔の方はそれを普通にこなしてた。すごいことですよね。
デザイナーなんて誰でも名乗れる時代ですから、基礎能力を高めてないと生き残れないわけで
本当に13年前の自分を責め立てたい気分です。

というわけでイラストやデザインをやってる、あるいはやりたいと思っている方は
ほっこり女子系の親玉はギャルソンからボーダーのバスクシャツまでちゃんと着こなせるんだぜ、
というのを知りに観に行かれることをオススメします。(日曜日いっぱいですが…)  


Posted by siphon at 03:52Comments(0)デザイン